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☆ TDR物語

●初めての東京ディズニーランド

チホコは、1歳8ヶ月。お兄ちゃんも3歳で、二人とも大喜び!
私も独身時代に行ったことが数回あるけど、その頃は、どれだけ人気のアトラクションに乗るか?ということにばかり神経がいっていて、せいぜい夜のパレードを見ることぐらい。
でも、今回は、小さい子ども達を連れて行くのだから、と、子ども達のためにショーの時間をチェックして、行く前からプランを立てました。子ども達には、行く前からビデオを見せて、気分も盛り上げさせておき、ミッキーやミニーも覚えてもらっておきました。

初めてのディズニーランドでのイベントは、知ってる人は知ってる『ミッキーマニア』のイベント。
ミッキーのパーツ(帽子やパンツや手袋)までが踊りながら、行進してくるパレード。シンデレラ城前では、フロートが一旦、止まって、そこからショーモードに変わります。ゲスト(お客さん)も参加して、キャラクターやダンサーさんと一緒に踊るのです。私も達也を連れ、チホコをダッコしながら、一緒に踊りました。お父さんは、写真撮影してくれていました。最後にポーン!と大きな音を立てて、ふわふわのボールが煙突から飛び出してきます。みんなでそれを拾って、あとからおにいちゃんやチホコの服に縫い付けました。1日にショーはいくつも、いろんなところで行われます。それをことごとく制覇しながら、その合間にアトラクションに行き、キャラクターブレックファストでは、キャラクターと写真も撮って、楽しい3日間を過ごしました。

これが本当のディズニーランドの楽しみ方だと思いました。アトラクションは、乗り物に乗って楽しい♪というだけなら、ただの遊園地。でも、ショーやパレードには、ディズニーの世界がいっぱい詰まっていて、大人でも感動してしまう。いかにゲストを楽しませようか?という工夫とクオリティーの高さに脱帽!そして、実は、ショーやパレードだけでなく、パークの中すべてにゲストに楽しんでもらおうというディズニーの思いや優しさにあふれていた。キャスト(スタッフ)の方々の対応の仕方もそのひとつ。単にゲストへの案内役ではなく、パークの中で、キャストもディズニーの世界の演じ役のひとり。同じ言葉かけでも、キャストの優しい言葉がけやさりげない配慮に心がポッとあったかくなる。だからこそ、こんなに楽しく過ごせるんだということを実感!

私たちは、そんなことにもイチイチ感動して楽しく過ごさせてもらったけれど、お兄ちゃんはもちろん、チホコにとっても、その3日間がたまらなく楽しかったようで、3日間共におおはしゃぎでした。その頃のチホコは、普段は表情が乏しくて、ニコニコ笑うことはあっても、声を立てて笑うことが少なかったのです。もちろん怒ることも泣くことも少なかったのですが。
でも、ディズニーランドでの娘は、ケラケラ声を立てて、ほんとに楽しそうにしていました。私には、それがうれしくてうれしくて。

そして、おばあちゃんがくれたおこづかいで買った大きなミッキーのぬいぐるみ。それをかかえて家に帰ると、チホコがミッキーの手を持ってパチパチと拍手をさせていました。娘が生まれて初めてぬいぐるみを使って遊んだのです。壁にかけてあったミッキーのパズルもじっと見つめていました。そのパズルの入っていた箱が横に置いてあって、そちらとも見比べています。楽しかった3日間を思い出していたのかもしれない。帰ってきてからのチホコは、表情が明るくなったよう・・・

そんなことがあって、私とちぃちゃんパパは、絶対来年も連れていってやろう〜と思ったのでした。

ただ、今思うと、チホコがディズニーランドが大好きだったのは、カラフルな世界に、常に流れる快適な音楽。楽しいショーやパレードのせいで、また、私たち家族皆が楽しく過ごしていたせいと思っていたけど、実は、あの中のあの空間の空気をチホコも私たちと同じように感じていたからなのだろう。

●ちぃちゃんの大好きなイッツ・ア・スイート・ワールド

世界の平和をテーマに掲げている「イッツ・ア・スモール・ワールド」は、世界中の子ども達が手をとりあって友達になろうよ、というメッセージ。チホコには、「みんな違ってみんないい!」という内容も込められているんだ、ということも、すっかりわかっていたよう。チホコは、大人の私よりもずっと本当に大切なことを、ちゃんと知っていて感じとっていたよう。このアトラクションが大好きだったということは、後からわかりました。

翌年にもディズニーランドへ行くと、やっぱりすごく喜ぶので、次は、半年後に行き、年に2回いきました。
そして、チホコが、あるとき、「イッツ・ア・スモール・ワールド」のメロディーで、「パ、パ、パ、パッパ・・・」と歌い始めたのです。びっくりでした!!でも、とってもうれしかったヽ(^。^)ノ
きっと保育園で、その曲をかけてくれているのだろう、と思っていました。でも、保育園の保母さん達は、おうちでいつもその曲を聴かせているのだろう、と思われていたそうです。チホコは、何度も行くうちに、イッツアスモールワールドの曲を覚えていたのでした。お父さんと私は、もっとうれしくなって、その次の年には、年に3回。そのまた次は、年に4回も行ってしまいました。車もトッポからイプサムに変わり、私も少し運転するようになりました。(笑)
そして、とうとう年パスも取得してしまいました。結局、その年の終わりに、マイホームを購入したので、その後は、年パスの取得も、年に何度も行くこともできなくなってしまったのですが・・・(涙)

●オマケの話

ある時、母は、春休みに、お父さんが仕事を休めなくても、どうしても行きたくなってしまいました。
ひとりで車の運転なんてできないし、公共交通手段でチホコを東京まで連れて行く勇気もない。だったら、私がバスをチャーターしよう!と思い立ち、私がチャーターしたバスに、お友達を誘って、みんなでバスを借り切って、ディズニーランドへ行きました。自分でチャーターしたバスは、ホテルまでの行き来もしてくれるし、私にとっては、ほんとに楽チンでした。
ただ、チホコは、お父さんが一緒でなかったからなのでしょう。いろんなアトラクションで乗車拒否をしてしまいました(汗)。チホコの中でも、ディズニーランドは家族みんなで行くからこそ楽しいと感じていたようでした。
そのときの旅行記もあるので、いつかUPします〜

●TDRでのエピソード色々

1)ミート・ザ・ワールド内で、チホコが騒ぎ出しました。 慌てて、私は、そうっとチホコの口に飴を入れ、騒がないように 静かにさせました。その様子をキャストさんが見ていたようで、あとでキャストさんに注意されました。「アトラクション内は、飴やガムを含む飲食は禁止させていただいています。みんなの為に、気にしてくださって、どうもありがとうございます。」と。ありがとうございます、というところは、心を込めて言ってくださり、叱られたはずなのに、私にとっては、とても優しく心に響く言葉となりました。でも、その後のキャストさんの言葉は、まだ続いて、「大きな声を出していただいても構いませんよ。」と、言ってくださったのです。これには、うれしすぎて、泣きそうでした。

2)グーフィーのはずむ家に並んでいたチホコ。けれど、チホコは、呼んでもなかなかやってこないので、はずむ家の中に入ったら、時間が過ぎても、みんなと一緒には出てこないかもしれない。けれど、大人は、中には入ってはいけないことになっている。でも、チホコにも経験させてやりたいし、試しにキャストさんに相談してみました。「この子が、出てこなかった場合、私が連れ出してもいいですか?」と。やっぱり保護者は、中に入ってはいけないそうで。
で、「お子さんが退場できなかった場合は、キャストの方で、お子さんをお呼びしても構いませんか?では、名前を教えていただいてもいいでしょうか?」と。また、「もしよければ、貸切で使っていただくこともできますが、いかがいたしましょうか?」とも言っていただきびっくりでした。貸切なんて申し訳ないから、とみんなと一緒にチホコを入れてもらうことにしました。「では、このままお並びいただいて、順番が来た時に、再度キャストに声をかけていただけますか?」と。そして、順番が来たときには、さきほどのキャストさんがちゃんと待っていてくださいました。実は、このような場面が何度でもあり、とても安心できるのですが、実は、TDRのキャストは、最初に対応した方が、最後までそのゲストの対応をするよう教育をされていることをあとで知りました。
順番がまわってきて、お兄ちゃんと一緒にチホコも中に入りました。でも、みんなが、ピョンピョン飛ぶ横で、チホコは、転げまわるだけでした。すると、キャストさんが、「今、充分に楽しんでいただけなかったと思います。もしよければ、もう一度、チホコちゃんとお兄ちゃんだけで貸切にさせていただけないでしょうか?」と今度は、キャストさんからお願いします、という感じで申し出してくださいました。そして、そのあとで、二人だけの貸切にしてくれました。もちろん、その対応を見ていた他の子ども達から不満の声なんて出ないし、逆に優しい空気が流れます。

グーフィーのはずむ家での貸しきりに、イチイチ驚き感動していた私ですが、実は、ゲストアシスタンスカードができた時に、もっと驚くことがありました。
「私たちは、どのようなお手伝いをしましょうか?」と聞かれたので、劇場型のアトラクションなどでは、後ろの方や退場しやすい端の席に案内してほしい、という希望を伝えると、「劇場型のアトラクションを貸切にしなくてもいいですか?」と聞かれたのです。きっとチホコだけでなく、何人かの必要な人たちを集めての貸切となるのでしょうが、それでも、私は驚いてしまいました。そこまでは・・・とお断りしましたが、でも、考えてみれば、一日の何十回のうちの1回や2回を一部の人たちの為だけに貸切にすることは、不可能ではないな〜?と。周囲の人に遠慮して、そのアトラクションに入りたくても入れないゲストの方がいたら、もし、私がキャストだったとしたら、やっぱり悲しいなぁ〜って思います。だから、TDLでの対応は、それほど特別なことではないなぁ〜と後で思いました。でも、その感覚、その意識、今の日本ではまだまだ遅れているはず。いつか、そんなの『あったりまえやん!』と誰もが思える国になってほしい。

3)あるとき、チホコがミートミッキーの家に入り、しかもミッキーに出会えて一緒に写真を撮ろう!という時に、粗相をしてしまいました。なんてことするの?!と、しかめっ面していたお父さんにミッキーが、怒っちゃダメ!笑って!というジェスチャーをして、みんなの場をなごませてくれた。キャストさんからは、「ごめんね〜。ミッキーに会って、びっくりさせちゃったね〜」とチホコに、「驚かせてしまって、申しわけありません。」と私達保護者に言って頂き、こちらがどうしよう?!と焦る気持ちをすべて、帳消しにしてくれました。

4)チホコがスターツアーズの前で迷子になってしまいました。あわてて近くのキャストさんに伝え、20分位して、ようやく見つかった時には、スターツアーズの中に先に入っていたのでした。見つけたキャストさんからは、「すぐに見つけてあげれなくて、本当にすみませんでした。」と言っていただき、見つかったうれしさだけでなく、キャストさんの優しさにも感動。
 
その後、ガイドツアーに参加すると、まず、ガイドさんから、子ども達へ「今日は特別に、、、」と、シールのプレゼントが。
以前に何度かガイドツアーに参加した時には、シールをもらうことがなかったので、あれれ?と思っていたのだけど、実は、迷子シールだった。チホコが迷子になったことをランドの全キャストが把握していたようで、ガイドに参加した時、全員の子どもにシールをプレゼントしてくれたようだ。子ども達は、迷子シールとも知らずに大喜び!!
そして、 閉園前に、落し物をして、ゲストリレーションにある落し物センターへ行きました。
その時、別のキャストさんが、チホコに語りかけてくれて、またまた新しいシールのプレゼントを・・・
「明日は、シーへ行くんだね。じゃあね〜、お姉ちゃんがこのシールをプレゼントしておくね!これを貼っておいたら、迷子になっても大丈夫だよ。」と落し物を受け付けてくれてるキャストとは別のキャストさんが。彼女もまた、チホコが迷子になったゲストだと知っていてくれたのでした。すごい・・・

5)ショーを観るために、朝早くから並んで、私たち家族は舞台前の最前列の座席に座ることができました。
でも、最近のチホコは、ショーの途中に興奮して立ち上がることがあります。 以前、一番盛り上がるクライマックスで立ち上がって、 後ろの方に大変ご迷惑をかけました。
そこで、キャストさん元に行って、次のようにたずねました。
「もしも、娘が騒いだら、どういうルートで、会場を出ればいいですか?すぐ右の出口から、出てもいいでしょうか?」
 舞台の右側にすぐ、出口につながる通路があります。但し、その通路に出るためには、横に座っている人たちの前を横切ることになります。しかも、その人たちは、ビデオを映しているのです。
左側にも通路があり、その通路を通って後ろまで歩いていくと、誰の前を横切ることなく、会場を出ることができるのですが、ものすごい長い通路です。そんなに歩いてチホコを連れて行けるかどうか?だから、一瞬なら、ビデオの前を横切ってもいいだろうか?と思ったのですが、キャストさんの答えは、後ろの通路から出て欲しい、とのことでした。ただし、そのときの私への伝え方にちょっぴり感動してしまいました。キャストさんは、私に恥をかかせないように
「そうですねー。もしも、ビデオの前を横切るのを、お気がとがめるようでしたら、後ろの通路から出ていただいたらいいですよ。」と優しく丁寧に。「ビデオの前を通るのは、失礼でしょ?だから、後ろから退場してよね。」って言われたら、もちろん私は、へこんでしまいます。でも、そんな言い方をしないまでも、普通の人なら、「申し訳ないですが、後ろから退場していただいてもいいでしょうか?」と伝えるだろう。このやりとりにも私は、感動してしまいました。

TDRで、うれしかったエピソードは、他にもいっぱいあって尽きません。小さな子や障害のある子と一緒に行けば、より一層TDRのキャストさんの対応に感動してしまいます。この感動が、来てよかったね♪また、来ようね♪とリピーターがどんどんと増える理由だと思います。たけど、こんなステキなエピソードなら、私たちは、自分の家族や友人、そして、自分の地域でも作っていくことができるはず。だから、私の夢は、街をTDRにすること!

 

 
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